電力量のkWh(キロワットアワー)ってどういう事?
こんにちは。㈱2050エナジーです。
本日のテーマは電力量の単位であるkWh(キロワットアワー)についてです。
皆様、W(ワット)とWh(ワットアワー)の違いはご存知でしょうか?
普段あまり気にする事の少ないワードだと思います。
以下に解説させて頂きます!
Wの表記は国際単位系における表記規則に従い大文字です。
名前の由来は、スコットランド人の発明家ジェームズ・ワットさんから。
・W(ワット)=電気の消費量
※瞬間的に使用している消費量のイメージ。
(今現在、ダンベルを持ち上げている疲労感のイメージ)
※1kW(キロワット)は1000Wの事。
(例)
2,000W=2kW
・Wh(ワットアワー)=W(ワット)を1時間使い続けた時の消費量
(1時間ダンベルを持ち続けた疲労感のイメージ)
※1kWh(キロワットアワー)は1000Whの事。
(例)
10W(ワット)×1h=10Wh
2kW(キロワット)×3h=6kWh
上記の様になります。
消費量であるW(ワット)を何時間(h)使用したかでWhが決まります。
実は単純明解でした。
電気代の単位に使われるkWh(キロワットアワー)
kWh(キロワットアワー)を一番身近に感じるのは、
毎月の電気代の明細を確認する時ではないでしょうか?
電気代の場合、1ヵ月間の基本料金+使用した電力量kWh×電気代の単価で決定します。
(例)
300kWh使用の場合
・基本料金 1,000円
・電気代単価25円×使用量300kWh=7,500円
合計 8,500円
※実際には、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金が
別途加算されますが、ここでは割愛させていただきます。
燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金については以下の記事で解説しています。
「電気代の燃料費調整額と再生可能エネルギー発電促進賦課金について」
太陽光発電の売電収入の計算にも使用されるkWh
上記でご説明した様に、電力会社が電気をどれだけ使ったかをスマートメーター(電力量計)で
計測し、単価を掛けて電気代が請求されるのと同じく、
太陽光発電の場合も発電量を電力会社が計測しています。
この計測の事を「検針」と呼びます。
太陽光発電の場合は、発電量に固定買取価格(FIT法に基づく)を掛け
電力会社から発電事業者へ支払われます。
パネシェアの場合は、代表事業者が弊社となりますので、一度弊社へ入金される事になります。
その後、共同所有オーナー様へ分配させていただきます。
補足ですが2014年以降、全国の電力会社でスマートメーターと呼ばれる革新的な電力量計が
導入されております。スマートメーターでは、現地まで計測に行くことなく
遠隔で計測が出来る様になりました。
この素晴らしいイノベーションについては
こちらの記事内にてご紹介しております。
パネシェアでの売電収入分配について
パネシェアでの売電収入の分配については、
実際の発電所「岡山県高梁市1号機」を例に以下で解説しております。
是非、合わせてご確認ください。