RE100とは?
こにちは。㈱2050エナジーです。
本日のテーマは
RE100です。
最近耳にすることが増えてきましたが、どの様な取組なのかを
簡単に解説していきます。
RE100は「あーるいーひゃく」と呼ばれています。
100% Renewable(再生可能) Electricity(電気)という意味です。
RE100とは、企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的な
イニシアティブがあり、世界や日本の企業が参加しています。
(引用:環境省HPより)
企業が結集することで、政策立案者および投資家に対してエネルギー移行を加速させるためのシグナルを送ることを意図しています。
(引用:JCLP HPより)
RE100に加盟する条件
・消費電力量が年間100GWh以上であること(日本では50GWh)
・自社事業で使用する電力の100%再生エネ化に向け、期限を切った目標を設定し、
公表すること(2050年までに達成)
・企業グループ全体での参加及び再エネ化にコミットすること
RE100は消費電力量の多いグローバルな市場で活動する様な
大企業が対象となっています。
大企業から率先して再生可能エネルギーを取り扱うことにより
政策や関連する企業へ影響を広げていくことが狙いです。
2021年11月時点での加盟企業は世界中で340社となっており、日本企業は62社です。
Apple、IKEA、リコー、アスクル、イオン、積水ハウス、ソニー等
RE100に加盟する企業のメリット
・環境問題に取り組んでいることを表明できる。
・投資家から評価されやすくなる。(ESG投資)
・世界中の企業と情報交換が出来る。
・長期的な電力コストが低減する可能性がある。
2021年8月に博報堂が発表した調査でも、消費者のサステナブルな購買行動が
2019年の調査時と比べて増加していました。
■環境・社会貢献活動に積極的な企業の商品を買う
・2019年 38.5%
・2021年 39.5%
■生産・製造時に環境に負荷をかけない商品を買う
・2019年 38.6%
・2021年 39.3%
再生可能エネルギーへの取組みをしなければ、消費者、投資家から
選ばれなくなってきているということですね。
使用電力における再エネの割合について
RE100では、自社で使用する電力を設定した期限に向け
再エネ100%していくことと上記でご説明しました。
そのため、毎年実績(消費電力量、再エネ購入量、再エネ発電量)を
報告する必要があります。
この実績を報告する際には、「GHGプロトコル」というCO2の排出量を
計算するための国際規格にて行います。
GHGプロトコルには、以下のスコープという考え方があります。
・スコープ1 直接排出量
自社の敷地内から直接排出される温室効果ガス
・スコープ2 間接排出量
他社より購入したエネルギーを自社の敷地内で使用し排出される温室効果ガス(電力会社から購入する電力が該当します。)
・スコープ3 その他の間接排出量
スコープ1、2意外の自社事業に関する排出
RE100には使用した電力のうち、どれだけが再生可能エネルギー由来の
ものであったかを計測するため、スコープ2とスコープ1の消費電力量を計算します。
まとめ
消費者も環境に良い商品を購入したいという購買行動に変化してきています。
これは、とても良い流れであり今後も増えていくと思います。
また、企業もRE100へ加盟し再エネの使用を積極的に取り組んでいます。
この流れは止まることはなく、大企業へ商材を納品している企業や
製品を運搬している企業等、関わりのある企業全般(サプライチェーン)にも
再エネの取組が波及していくことが考えられます。
再エネの普及拡大に伴い、再エネが不足することの無い様、
パネシェアでは太陽光発電の健全な普及に貢献していきます。
是非、太陽光発電所の共同所有にご参加ください!