太陽光発電の救世主?!次世代太陽光のペロブスカイト
太陽光発電が日常化
こんにちは。㈱2050エナジーです。
ここ数年で太陽光発電が大分普及し日常化してきたと感じています!
私はこの業界にいるので少しだけ感覚が麻痺していますが、皆様からみても
珍しいものでは無くなったのではないでしょうか??
これは、日本をはじめ世界中でCO2を排出する火力発電所をフェードアウトし
再生可能エネルギーに変えていこうとしているからです。
その背景には、これ以上地球の温暖化が進むと2100年には
気温が産業革命以前より4℃以上上昇するというデータがあります。
4℃以上上昇してしまうと、最大で動植物の40%以上が絶滅すると言われています。
その為、2015年に開催された第21回気候変動枠組条約締約国会議で
「(気温の上昇を産業革命以前より)2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」
という目標が採択されました。これがいわゆる「パリ協定」です。
しかし、現在既に1.1℃上昇していると言われています。。。
この問題を解決するために、毎年開催されている
気候変動枠組条約締約国会議(COP)で議論がなされています。
ちなみに今年は10月31日~11月12日に第26回(COP26)がイギリス・グラスゴーで開催され、
岸田総理が参加されました。
太陽光パネルの救世主現る?!
再生可能エネルギーの主力である太陽光発電ですが、荷重問題やサイズにより
どこへでも設置が出来るという訳ではありません。
そこで現在、新しい技術により研究・開発が進められているのが
「フィルム型ペロブスカイト」という太陽光パネルです。
この太陽光パネルの特徴は、
・フィルム型で軽く薄いため曲げられる
・既存の太陽光パネルよりも低価格化が可能
現在、東芝では「フィルム型ペロブスカイト」の
研究・開発を行っており、2025年の製品出荷を目指すとしいています。
聞きなれない名前なので、私も最初は覚えられなかったです。
この太陽光パネルは軽量なため、ビルの壁面や重量制限のある建物の屋根、
車両への設置も可能になると考えられています。
まだ、小さなモデルしか製造が出来なく、耐久性も10年程度しかないとの事で、
大型化と高耐久性のモデルが完成すれば、太陽光発電の普及がより進んでいくのではないでしょうか!
その為、この技術は世界中から注目されておりポーランド等では、
すでに工場での生産準備が進められています。
この楽しみなペロブスカイト太陽光パネルはなんと日本発の技術で
2009年に最初に提案したのが宮坂力教授(桐蔭横浜大学 大学院工学研究科 教授)なんです!
この画期的な技術が日本から発信されているのはとても誇らしい事ですね。
是非、生産も国内生産が主流になる事を期待しています。
再生可能エネルギーの普及には新しい技術が不可欠ですが、
今までに建設した発電所の安定稼働も同じくらい重要になります。
それは、新たに作る発電所と既存の発電所が故障して停止する割合が同じでは、
再生可能エネルギーが増えないためです。
既存発電所の安定稼働(約60GW)+新しい技術を含む新規の発電所(40GW)
=第6次エネルギー基本計画の2030年の目標としている太陽光発電の積み上げ量(100GW以上)となります。
パネシェアでは、既存の発電所も新規建設の発電所も取り扱っています。
20年の長期安定稼働に向けてO&M(オペレーション&メンテナンス)を行い
再生可能エネルギーの普及に貢献して参ります。
是非、私達と一緒に再生可能エネルギーの普及活動にご参加下さい!