千葉県君津市1号機の進捗④「架台組立て完成」編

工事進捗:「架台組立て完成」編です。

先週から作業している架台の組立てが完了しました。
いよいよ太陽光発電所としての姿が見えてきました。

架台はたくさんのボルト・ナットによって固定されています。
実はボルトの太さによって締め付けトルク(締め付ける力)が異なり、
太ければ太いほど基準となるトルクが大きくなります。

今回は4種類の太さのボルトで固定されています。
ネジは締め付けるトルクが弱いと緩んでしまいますが、
強すぎても破損してしまう為、適正なトルク管理が重要になります。

その為、1本1本トルクレンチで確認していきます。

また、トルク管理を終えたボルトには「合いマーク」という印をつけていきます。
合いマークはボルト・座金に連続してマーキングを行います。

合いマークをする事により、今後目視によりボルトの緩みを確認する事ができます。

トルク管理+合いマークは地道で大変な作業ですが、
太陽光発電所を20年以上安定稼働させる為には非常に重要な作業でもあります。

実は、街中でもボルトの締め付け部分には合いマークが施されています。
道路の看板や駅構内の柱など…。

締め付けトルクはいくつだろうな?
と思いながら探して見てください。

接地工事も行いました。

接地工事は電気設備技術基準その他の法令により定められています。
電気機器・設備が漏電した場合に、電気を大地へ逃がすことが目的です。
接地が取れていないと漏電が発生した場合、感電や火災の原因となります。

太陽光発電所では、アース棒と呼ばれる銅製の棒を地中に打ち込みます。
今回は太陽光パネルの出力が300Vを超える為、C種接地工事を行いました。

C種は10Ω以下の抵抗値にする必要があります。
今回は8.78Ωの為、基準クリアです!

来週はいよいよ太陽光パネルの設置を予定しています!
お楽しみに!