自動車メーカー「トヨタ」のカーボンニュートラルに向けて

こんにちは。㈱2050エナジーです。

今回は、自動車メーカー「トヨタ」のカーボンニュートラルに向けた取組みについてです。

 

トヨタは2021年5月22日に水素エンジンで「スーパー耐久(S耐)シリーズ2021 第3戦 富士24時間レース」に出場しました。

水素エンジンでレースに出る事は世界で初めての取組みでした。

 

まず、ここでおさらいですが、トヨタは元々MIRAIという水素で走る車(FCV)を販売していましたが、MIRAIは水素で電気を作り、その電気でモーターを動かして走る車ですが、今回の水素エンジンのカローラは水素を燃料にエンジンを動かしているのです!

 

エンジンを動かしているところが最大のポイントです!!

燃料が水素の為、排気ガスの代わりに水蒸気が出ます。

 

私もMIRAIがあるので、何が違うのか最初は理解できていませんでした。

水素でエンジンを動かすという事は、今後カーボンニュートラルに向けてエンジンが無くなってしまうと考えられている中で、新しい選択肢になるのではないでしょうか。

 

エンジンが残れば、今まで培ってきた技術を使う事が出来るのです。

日本自動車工業会の会長でもある豊田 章男社長はカーボンニュートラルに向けて

“選択肢を拡げる”事の重要性を訴えています。

 

それは、自動車産業には550万人(国内全就業者の1割)もの雇用がある中で、全てEV・FCVにしてしまうとエンジン回り(内燃機関)に携わっている企業の方の雇用問題に直結するという事。

そして、日本の経済、社会への貢献に大きな影響が出るからです。

 

敵は「炭素」であり「内燃機関」ではないと仰られています。

カーボンニュートラルというのゴールは変えず、日本の事情に合った選択肢を模索し、対応する順番を間違えずに取り組んで行きたいという事です。

 

まだまだ始まったばかりの挑戦ですが、

「失敗してもいい」、「意思のある情熱と行動が未来を作る」と豊田 章男社長は仰っておりました。

日本だけでは無く、世界中で取り組んでいく脱炭素社会ですが、各業界で一生懸命に取り組んでいる姿を見ると、自分にも何か出来ないかと考えさせられます。

 

今回のレースで使用した水素は福島県浪江町で再エネから作られた「グリーン水素」を使用しています。

水素が普及しても水素の製造には電気(再エネの)が必要になります。

やはり、再エネを普及させる事は土台として必要な事です。

 

パネシェアでは、太陽光発電所を1Wから共同所有する事ができる為、

カーボンニュートラルに向けた再エネ普及に気軽に参加して頂けます。

是非、よろしくお願いします。

 

それにしても、カローラスポーツがカッコ良かったな~