ガソリンスタンド減少と脱炭素

こんにちは。㈱2050エナジーです。

普段何気なく利用しているガソリンスタンドですが、

実は年々その数が減少している様なので調べてみました。

 

原因は複数ある様で、1つ目はガソリンの需要減少。

ハイブリッド車や軽自動車の普及により、燃費が向上し給油回数が減った事。

 

また、今後電気自動車が普及していくと見られています。

政府が2035年に国内の全ての新車販売を電動車とする方針を打ち出しており、

東京に関しては2030年と目標を前倒ししています。

 

2つめは、経営者の高齢化及び後継者不足と設備の老朽化。

 

全国でガソリンスタンドが一番多くあったのは1994年度で60,421件でしたが、

年々減少しており2020年度は29,005件まで減少しています。

26年間で半分以下まで減少しており、今後も減少し続けていくと予想されています。

(出典:経済産業省)

 

 

余談ですが、現在もセルフよりもフルサービスの店舗の方が多いというデータがありまた。

私の住んでいるエリアではセルフを良く見かけるので少し意外でした。

 

脱炭素と化石燃料

 

世界をはじめ、ここ日本でも2050年のカーボンニュートラルを目指し脱炭素の

取組みを加速させています。

 

第6次エネルギー基本計画(案)の中でも、2030年の電源構成では再エネが36~38%と

一番多い割合となっています。

「日本の電源の構成と再エネ比率について」の記事も是非ご確認ください。

 

これから、電気自動車の給電場所が普及してくると考えられますが、長距離を走るトラックや重機などには引き続き軽油等が必要になると思います。

 

ガソリンスタンドはインフラを支える場として欠かせない存在です。

脱炭素への取組みの中で今後どの様なサービスを展開していくのか、変革の時が来ているのだと思います。